若松山 法 覚 寺
- 真宗大谷派(東本願寺)-
主な年間行事-annual event-
1月1日 修正会
しゅしょうえ
修正会とは正月に行われる法要です。ひろく仏教各宗で行われており、浄土真宗でも恒例の法要とされています。もともとは国家安泰や五穀豊穣を祈願するものであったようなのであまり浄土真宗らしくはないかもしれません。しかし、仏教文化として受け入れ、新年という心あらたまるこの日を機縁に、自らのいのちをみつめ、仏法に学ぶ心を忘れないためにも是非各家庭でもお内仏(仏壇)に手を合わせましょう。
法覚寺では除夜の鐘に引き続き家族でお勤めをしていますが、一緒にお参りしたいという方は是非お越しください。
1月16日 御講(教区定例布教)
お こ う
法覚寺では農繁期を避け、毎年冬季間の12~4月(内、3月は永代経)の16日に御講を開催します。
御講とは寺院で開催する法会を指し、本願寺第8代蓮如上人の頃に普及しました。信仰に根ざした仏法聴聞・信心談義を本来としつつも、他方、本願寺への志納金を集める護持的・経済的もあり、江戸時代に入るとその性格が強まったとされています。
御講には様々な種類があり、定例日によって〇日講とされたり、集まる人によって女人講や青年講などと呼ばれるものもあります。また地域によっては本山に必要なものを献上する灯明講やお花講があったり、接待に必要なものをそろえる味噌講、椎茸講があったりとその種類は様々です。
法覚寺では北海道教区の伝統的な取り組みである教区定例布教により様々な布教師をお招きし、浄土真宗・仏教のお話を聴聞してます。日程は下記の通り。
午前10時~ お勤め(正信偈のおつとめをします。)
説教(休憩あり)
午後12時~ お斎(みんなで昼食を食べます。)
2月11日 門徒会新年会
20年以上の歴史を積み重ねた新年会です。新年をともに迎えることができた喜びをわかちあい、ともにお酒を酌み交わし、お食事をいただきましょう。ビンゴやカラオケなどの楽しいイベントもしています。
門徒会の総会も兼ねておりますので、法覚寺ご門徒の方は皆さま奮ってご参加ください。また、地域団らんの場としたいとも考えておりますので門徒以外の方でもご参加を希望の方は事前にご連絡いただくか、近隣の役員の方までご相談ください。日程は下記の通り。なお、送迎バスをご用意しております。
午前11時~ お勤め
門徒会総会
午後12時~ 新年会
午後 3時頃 閉会
2月16日 御講(教区定例布教)
えいたいしどうきょう
3月中旬 永代経
えいたいきょう
永代経とは亡くなった方の命日等に永代まで読経すること意味します。永代祠堂経という場合もありますが、これは志納金を受け永代に渡り祠堂(位牌を納めておくお堂)を護持し、志納者の法名をかかげて読経をおこなう法要を指します。
浄土真宗では故人のために追善供養として読経をおこなうことはしませんので、永代に渡り教えを伝え聞く本堂を護持し、真実の教えたる浄土三部経を伝えていくための法要として勤められるとともに、寄進に対する感謝の意をしめす仏事でもあります。
法覚時では3月中旬の2日間に渡り、下記の日程でお勤めします。
※2019年は3月15日~16日です。
初 日 午後 3時~ 御逮夜(勤行)
お説教(一席)
5時~ おとき(夕食)
6時~ お初夜(勤行)
7時~ お説教(二席)
二日目 午前 8時30分~ お朝事(勤行)
お説教(一席)
10時~ 御日中(勤行)
お説教(二席)
12時~ おとき(昼食)
4月16日 御講(教区定例布教)
8月中旬 お盆法要
11月5日~6日 報恩講
お盆の由来については、主に中国の儒教の孝養思想の影響を強く受けているようですが、様々な風習・思想が絡み合っているようで、学者により諸説あるようです。しかし大切なことは今日まで仏教文化の一つとしても受け継がれているということだと思います。
仏教には『盂蘭盆経』というお経があります。そこには目連尊者が餓鬼道に堕ちた亡き母を救うために衆僧に布施を行ったところ大いに喜ばれ、その喜びが母にも届き、救うことができたということが説かれているそうで、そこから先祖供養の仏事として広く一般に定着したのでしょう。
浄土真宗においては先祖供養というより、このお盆をよい機会として、亡き先祖を偲び、そのいのちの歩みに思いを馳せるとともに、仏法を学ぶ機縁とする仏事ととらえることができるでしょう。
法覚寺では事前に予定をご案内の上、お盆法要として各家庭にお参りにうかがいます。また、お墓参りに来られた際に申し出をいただければ墓地での読経もいたしますが、家庭でのお盆法要のため不在の場合も多く、その場合はご容赦いただければと存じます。
ほうおんこう
報恩講とは浄土真宗の宗祖(開祖)親鸞聖人の祥月命日である11月28日の前後に、親鸞聖人に対し、真の仏道を顕かにしてくださったことへの報恩謝徳のために営まれ、浄土真宗の法要では最も大事な法要であります。
浄土真宗では報恩講からまた新たな一年の歩みが始まるといいます。報恩講までの自らの一年の歩みをたしかめ、「南無阿弥陀仏 なむあみだぶつ」のお念仏を今生きている私たちにまで伝えてくださった宗祖の遺徳を偲び、また報恩講からの新たな一年へ歩み出しましょう。
法覚時で2は日間に渡り、下記の日程で報恩講をお勤めします。
11月5日 午後 3時~ 逮夜法要
説教(1席)
お斎(夕食)
午後 7時~ 物故者追弔法要
説教(2席)
11月6日 午前 8時~ 晨朝法要
説教(1席)
午前10時~ 結願満日中法要
説教(2席)
お斎(昼食)
12月16日 御講(教区定例布教)
12月31日 除夜の鐘
除夜の鐘は日本仏教の年中行事として広く多くの寺院で行われています。梵鐘をつく回数は多くの寺院で108回でこれは人間の煩悩の数に由来するとされています。
法覚寺ではNHK「紅白歌合戦」が終わった後、午後11時50分頃より鐘をつきはじめます。是非一度鐘をつきに来ませんか。法覚寺には梵鐘がなく小さな喚鐘ですが上手くつけると高く長く響く音が出せます。行く年来る年の記念に是非ひとつきを・・・お待ちしております。